おばけやしきへようこそ! 偕成社

おばけやしきへようこそ!


「おばけやしきへようこそ!」はキッキ・ストリード作、エヴァ・エリクソン画、オスターグレン晴子訳の絵本です。作画のお二人は、共にスウェーデンの方です。
この絵本は、幼児・小学生から大人も楽しく読めるんじゃないかなって思います。いろんなおばけが出ます!おばけたちみんな、女の子を怖がらせようと頑張ります。おもしろいので、おすすめです!
子どもに絵本を読んであげる時、字ばっかり追いかけて読んでしまいがちですが、絵本はやはり絵が素敵です!「おばけやしきへようこそ!」は、おばけ達はもちろんのこと、お城の外観や内装の絵が私は大好きです。
息子は怖がりで、この絵本が苦手なようでした。娘は好きでした。
息子が3歳くらいの時、主人が好きだった怖い気持ち悪いアニメを見てしまいました。主人に子どもを任せると子どもにふさわしくない内容でも、テレビを見せる事がありました。
それで、いつも主人と子どもだけにさせないように気を付けていました。
けれど、息子が風邪をひいている時に、主人に息子を任せて娘を習い事に連れて行きました。
その時です。怖くて気持ち悪いアニメを見てしまいました。
主人の職場仲間の子どもは見てるからって言って、見せていましたが、大人の私が見ても不快でした。
息子は私が帰ってくると、「怖かった」って言って泣きました。
必要以上に、怖がらせたり不安にさせたりするものを、子どもに見せるべきではないと思います。
「これくらい大丈夫」は大人の感覚です。大人は鈍感になっています。
年齢を重ねて、受け入れていくものなのに、どうもそういうのに無頓着になって、幼い子には刺激が強すぎるものを避けてあげることができない人が増えているような気がします。
息子はそれから何度か怖い夢を見て泣いて起きました。
「息子がテレビで見た怖いものが夢に出るって言って泣いて起きるから、やめて」と主人に言って、ようやく気付いてくれました。
子どもは守らないといけない存在です。メディアとの関わり方は、本当に気を付けなければいけないと思いました。
きっと、必要以上に怖がる経験をしなければ、息子も「おばけやしきへようこそ!」を笑って楽しめたと思うのです。
子どもは繊細です。映像が心に傷をつけることもあると思います。
一段一段階段を登って大人になっていくのに、階段を飛ばしてはいけないのだと思います。中学生、高校生、大人でも見るべき番組は違います。幼児と大人なら違いすぎます。
結果として、子どもを臆病にさせたり神経質にさせたりします。
心の回復には時間がかかります。
怖い話(実際は怖くない物語なんだけど)を笑って楽しめるかどうかも、大切なことかもなぁって思う絵本でした。

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