ふゆじたくのおみせ 福音館書店

ふゆじたくのおみせ―おおきなクマさんとちいさなヤマネくん (日本傑作絵本シリーズ)


「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん ふゆじたくのおみせ」は、ふくざわゆみこさんの絵本です。「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」はシリーズで出版されていて、一作目は「もりいちばんのおともだち」です。
読んであげるなら4才から、じぶんで読むなら小学校初級向き、と裏表紙に書いてあります。
じぶんで読むなら…の参考年齢は、子ども自身が「自分で本を読みたい!」と思った場合だと思います。お母さんが、「あなたはもう小学生なんだから、これくらい自分で読みなさい。」なんて事は決して言ってはいけません。小学生低学年はまだまだ絵本も児童書も読んでもらいたい年齢です。
園長先生や定期購読している本屋のUさんから、本を一人で読めるようになる目安は10才だと教えてもらいました。本を一人で読めるようになるということは、心が自立したという意味なんだそうです。一人で本を楽しめるようになるという事は、子どもが一つ成長したという事です。その時親は、子どもの心の自立を喜びましょう。「まだお母さんが読んであげるよ」と子どもの成長を引き止めないように気をつけて下さい。
10才は目安です。「読んでもらいたい子どもには、中学生にだって読んであげたらいいんです。」とUさんはおっしゃっていました。一人一人の読書歴も違うので、本の独り立ちには個人差があるそうです。
「ふゆじたくのおみせ」にでてくるクマさんとヤマネくんは、お互いを思いやっていて素敵なふたりです。もりのおともだちも温かいです。
ふゆじたくのお店が開店した時は、紅葉がきれいな森でしたが、日に日に葉が落ちていきます。最後にはすっかり葉を落とした木が残ります。季節が移り変わり、日々寒さが増していく中での心温まるお話。娘が大好きな絵本でした。
クマさんとヤマネくんは、お互いにプレゼントを贈りました。久しぶりにこのお話を読んで、園長先生の家計簿のつけ方のお話を思い出しました。先生は、「働いて得たお金だからといって、全部自分のものだと思ってはいけない。誰かに感謝の気持ちをこめて使うお金や困っている人のために使うお金を、必ず予算に入れて下さい。」とおっしゃいました。
「自分が得たものだから、全部自分のもの。自分が使って当然だ。」という考えで生活を送ると心が貧しくなると教えられました。傲慢になるそうです。誰かのために使うお金を残しておく事、親がそういうお金の使い方をしている事は、子どもが小学生中学年くらいになった時に教えてあげましょう。人は、助け合いながらお互いに感謝しながら生きていくものだという事が、だんだんと子どもに伝わると思います。

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