前頭前野の働きと心の成長

子育て
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娘が通ったS幼稚園の園長先生は、母親教育をとても大切なものだと考えていました。そのため、月一回の勉強会がありました。また、「困った時は24時間いつでも連絡してきて」とおっしゃって下さって、ご自宅の電話番号も保護者に教えて下さいました。
私以外にも多くの人が、母のように慕い尊敬した先生でした。
その先生は0歳から6歳までの成長がとても大切なものだといつも話されていました。
6歳までに基本的人格の形成、基本的生活習慣の確立。これを6歳までに完了させることに使命をもって、園長という仕事に取り組んでいました。
そして、この2つのことの獲得が、非常に難しい時代になっていることをとても心配されていました。
人間らしい心を育てるためには、どうしたらいいのでしょうか。園長先生は人間らしい育てる限界は8歳までだとおっしゃっていました。
なぜ8歳かというと、それは脳の発達が関わってくるからだそうです。
8歳以降はいくら頑張ってもそれほど効果がないそうです。
その限界がくる直前ではなく、6歳までの基本的人格の形成を目指し、親も子も安心して自信をもって卒園し、小学校へ進学できるようにサポートしてくれたのが園長先生でした。
東北大学の川島隆太先生によると、
『0歳から3歳の時期は、前頭前野という「心の器」が育つ最重要期。3歳までの時期に9割以上の脳が出来上がって、しかも最も大事な前頭前野が育つ。』
ということです。
0歳から3歳までに、必要な時に抱っこされ、おむつを替えてもらい、話しかけてもらい、愛情をいっぱいうけることがとても大切なことです。
園長先生は「この時期に多くの人に接する必要はない」とおっしゃっていました。むしろ、多くの人や場所に行かない方が良いそうです。その子が安心できる人(多くの場合がお母さん)がそばにいて、泣いたり視線をおくったりなどのサインに気づいてくれて、優しく声をかけてくれる、その経験がとても大切な事だそうです。
心から安心できる、無償の愛をもらった子は、心が育ちます。3歳までの、大人になった私たちには記憶にないころの育てられ方が、人生に大きく影響しているのです。
園長先生は、「0歳から6歳まで、必死に、真剣に、命がけで子育てしなさい。そうしたら、後は楽になっていく。ちゃんと育っていきますよ。子育ては本来子どもが大きくなるにつれて、どんどん楽になっていくもの。なのに、だんだん大変になってきている家庭が増えている。」とおっしゃっていました。
前頭前野の発達と子どもの成長は大きく関係しています。だからこそ、子どもが小さいうちにこそ手をかけてあげて下さい。そうすれば、小学生以降は見守るだけでだいじょうぶになりますよ。
川島隆太先生によると、
『子供が会話をしている時も前頭前野は左右ともに活性化します。最も活性化する相手は家族で、次が友達です。子供たちにたくさん話しかけてあげることによって、親は子供の「生きる力」を育てることができる。』
ということです。
本当に、家族との会話って生きる力になる大切なものなのだと思います。
子どもが6歳を過ぎて、手をかけなくても自分のことができるようになってきても、絵本・児童書などもぜひ小学3、4年生くらいまで読んであげて下さい。求められればもっと大きくなっても読んであげて良いですが、子どもが求めない時に読む必要はありません。1人でお話を楽しむことができるということは、心が自立したということの目安だそうです。
先日基本的生活習慣の確立の大切さについて書きました(「基本的生活習慣の確立が子どもの人生を変える」)が、基本的人格の形成と基本的生活習慣の確立はきってもきれない関係だと思います。基本的生活習慣の確立ができる家庭は、基本的人格の形成もできる可能性が高いし、そうでない家庭はどちらも獲得できない可能性が高いのではないかと思うからです。
この2つを6歳までに獲得できれば、その先の育児はきっと上手くいきます。楽になると思います。お子さんが小さい間、とても忙しい毎日ですが、どうぞ子どもに寄り添い手をかけて育ててあげて下さい。
川島隆太先生の本のひとつに↓

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『自分の脳を自分で育てる』というのがありまして、小学生高学年くらいから自分で読めるのでお勧めです。大人もぜひ読んでみてください。
以前の記事もありますので読んでみてください→『自分の脳を自分で育てる』

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