子育てを見つめ直す

育児をしているうちに、いつに間にか大事なことを忘れている時があります。忙しい生活の中で、知らないうちに疎かにしてしまうことがあります。
育児には、立ち止って振り返る時間が必要だと思います。道をまっすぐ進んでいるつもりだったのが、いつに間にか右にそれていることがあります。ひどい場合、逆行することもあります。軌道修正するために、立ち止って考えましょう。考えることが大切です。
「子どもは勝手に育つ」という人がいます。それは、子どもの周りにいる大人が、子どもにとって良い生活を送れる環境を用意している場合です。子どもが自分の力で成長し育っていくかどうかは、大人次第です。大人が好き勝手にしているのに、勝手に良い子に育つことはないと思いましょう。
子どもの全ての基盤を作る、幼児期の生活が一番大切だと思います。子どもが小学生なるまでの時間を、親は自分の生活を我慢してでも子どもに合わせていくことが必要だと思います。子どもが0歳から6歳まで、子育て最中は忙しくて大変だと思いますが、振り返ればあっという間です。後で、「もっと子どもにああしてやればよかった」と後悔するくらいなら、この時期真剣に子どもと向き合いましょう。
私の大好きな先生が、「子育ては髪振り乱して必死にやるもの。子育てを楽しむなんて幻想よ」とおっしゃっていました。「テレビやインターネットが生み出した虚像に惑わされないで。あんなイメージのせいで、子育てに悩むお母さんは、うちの子だけができていないのかな、うちだけが大変なのかなって誰にも話せなくなるのよ」ともおっしゃっていました。
0歳から6歳までの一番大切な時期をすぎてしまってから、「うちの子はこれが出来ていない!この生活習慣が身についていない!」と気づくときがあります。もっと深刻なこともありますね。親子の信頼関係ができていない事や親が子を愛せなくて苦しいこともあるでしょう。6歳までに気付いていても、出来ないままいつの間にか時間が経っている時もあります。
そんな時は、「子育てをやりなおせばいい」とS幼稚園の園長先生が教えてくれました。
S幼稚園の園長先生は、40年以上先生をされています。卒園生がどう育っていくかを見守るため、同窓会を続けています。教え子がどう成長していったかを、長年見守り続けた先生です。
その先生から「つまずきを見つけて、それと向き合うことが大事なこと」と教えられました。多くに親は、子どもに対して気付くことがあっても、それと向き合うことをやめてしまうそうです。向き合うことは、かなりのエネルギーを使うので親が諦めてしまうこともあるそうです。本気で取りかからないと、年齢が過ぎてしまっている分、子どもは抵抗しますし子ども自身が苦痛に思うこともあるでしょう。やりなおすのには、時間がかかるそうです。「年齢の倍、時間はかかると覚悟してください。」と教えてもらいました。
子育ては、時にはやり直しながら続けていくものです。ただ、自分で間違いに気付くことは難しいです。親への教育は大切なことだと思います。子育ての勉強会がある幼稚園や保育園は良いと思います。親が我が子のことを考えるきっかけになるからです。
つまずきを見つけて向き合ったお母さんの例として、お母さんが子どもの悪いところばかりを見て「うちの子はなんて出来の悪いこどもなんだろう」と言って育ててきた母娘の話を聞きました。幼稚園で先生がこどもを褒めても、出来ていないことを気にして出来ているところを喜べない方だったそうです。そのお母さんは子どもが15歳になって、自分の間違いに気付き、子どもと手をつないで寝るところからやり直したそうです。15年かけて、親子の関係を作り直していったそうです。子どもが30歳になるまで、やり直しに時間がかかったということですね。
一度立ち止って、子どものこと自分のことを見つめ直す時間を作って下さい。気付くことから始まります!

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