成長に合わせた親と子の付き合い方

娘が幼稚園の頃、園長先生から子育ての知識やアドバイスをたくさんしていただきました。そのおかげで、我が子と接するうちに気づく問題や悩みをどう考えたらいいかが分かりました。具体的なアドバイスとともに、「自信をもって子育てしなさい」と温かい声をかけてくれる先生の存在は私の支えでした。子どものことを一緒に考えてくれて、励ましてくれて叱ってくれる先生でした。
その先生が、「子育ての中で失われたものがあります。それはおんぶと子守唄です。」とおっしゃっていました。1歳までは家の中でも抱っこかおんぶをしてあげなさい、と言うことです。赤ちゃんと呼吸が合うことは大事なことだそうです。お母さんも、ずっと肌で我が子を感じていれば、どんなタイミングでおしっこをしたりうんちをしたりしているか、すぐに分かるようになる、どうして我が子が泣くかもすぐに分かるようになるそうです。そして、そんな時にすぐに声をかけてくれるお母さんの声を、赤ちゃんはとても心地よいものとして受け入れます。
この、赤ちゃんがお母さんの言葉を気持ち良いと感じられることが、後々話を聞くことができる子に成長するかにかかってきます。
このような赤ちゃんの時にどう接すればいいかのお話を、娘6歳・息子2歳の時に聞きました。「もっと早く先生の話を聞きたかった!」と強く思いました。赤ちゃんが生まれる前から、子育てについて考える機会がもっとあるといいなと思いました。
そして先生は、「3歳まではたくさん抱っこしてあげてね」とおっしゃっていました。赤ちゃんからおしゃべりが上手になるまでの間に、こどもは言葉にならない言葉をたくさん投げかけてきます。その言葉を、大人がたくさん聞いてあげることがとても大切だそうです。例えば、子どもが転んだ時に、「痛かったね」と声をかけることです。お母さんは分かってくれる、と子どもは安心します。
子どもは日々成長していきます。という事は、子育ては日々楽になっていくはずなんです。いつまでも、小さい頃と同じように手がかかるというのは問題です。肝心なことは、親が子どもが小さい頃と同じような接し方をしてはいけないということです。
5歳くらいになれば、よしよしをむやみにしない方がいいでしょう。特に男の子には、お母さんがべたべたしがちですが、むやみに体に触らないようにして下さい。親がむやみに触ることは、子どもの足を引っ張ることになります。
けれど、まだまだ触れ合いが大切な時期でもあります。子どもが悲しんでいる時はしっかり抱きしめてあげて下さい。お風呂の時、寝る前の時間、たくさんお話ししてたくさん触れ合いましょう。寝る前に手を繋ぐのもいいと思います。
子どもが大人になるためには、お母さんからの分離が必要です。赤ちゃんの頃のべったりした接し方から、あっさりと淡々とした接し方に変えていく必要があります。
分離できないと子どもは甘えが続きます。親が子どもとどう接するかは、子どもが将来自立した大人に成長できるかにかかってくる重要なことだと思います。


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