頼ること

娘が通った幼稚園の園長先生に、子どもに伝えたいことばとして、
「ありがとう」「ごめんなさい」「どうぞ」「お願いします」
を教えてもらいました。
園長先生が先生を始めた当初は、「ありがとう」「ごめんなさい」「どうぞ」の3つのことばを大切なことばとしていたそうです。
その3つにプラスされたのが、「お願いします」です。
「お願いします」は人を頼る言葉です。人を頼ることは大切です。自分の体や心が弱っているとき、用事などでどうしても人にお願いしなければいけないとき、人を頼ることができる大人に成長していれば、生きやすくなります。
人は人の中で生きていかなければいけません。
昔と比べて、人間関係が希薄になっています。
園長先生は、
「前は自分の近くにいる人を大切にしていた。近くに住んでいる人を中心に人間関係ができていた。でも、携帯電話をたくさんの人が持ち出してから、少し離れているけど気の合う人を大事にするようになった。そうして、自分と気が合う人だけを選んで交流するようになった。でも人は、いつでもどこでもだれとでも、良い人間関係を築くことが大切なの。」
とおっしゃいました。
困ったことがあった時、助けてくれるのは近くにいる人です。
そして、困ったときに正直に困っていることを伝えられるような子どもに育ててあげたいです。
「こんなことお願いしたらなんて思われるだろう?」「私さえ我慢すればお願いしなくて済むか」「弱み握られた感じがするし頼りたくないな」
人を頼ることは勇気がいります。人を信頼していなければ、上に書いたようなことが頭の中でいっぱいになって、結局頼ることができないのです。
人を頼って「お願いします」がすんなりでてくる子に育てるということは、人を信頼できる子に育てるということです。
人の心の裏の裏まで読んでいる私のような大人に育つと、「お願いします」がすっと言えなくなるのです。
私にとって、「お願いします」は本当に勇気のいることばで、「お願いしますをいうくらいなら全部自分でやってしまいたいよ!」という気持ちでしたが、生きづらさも十分分かっていましたので、子どもの前では「お願いします」の姿を見せるように心がけました。
児童精神科医の佐々木正美さんの言葉で、このようなものがあります。
「子どもは本質的に親のいうことを聞かないが、親のすることはまねて育つ。」
親がこどもの手本として、「お願いします」の姿を積極的に見せてあげることが大切です。また、「ありがとう」の感謝の気持ちとしてささやかな贈り物をすること、そういう姿を見せることもとても大切です。
フェリシモ「コレクション」

コメント

  1. senri32 より:

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    そうですね。自分でやれることを目いっぱいやって、できなかったら、その時は、「お願いします」なんですよね。幸い、私は、「お願いします」をあまり発言せずにここまで来ました。別に、自慢しているわけではありません。私の能力以上の仕事が私に回ってこなかっただけなんです。自分の能力以下の企業に入った結果なんですよ。上を目指すのはいいけれど、自分の能力以上の所に入ると、潰されます。世の中は、そんなに甘くはありませんよね。身分相応は関係ありません。怯んではいけません。

  2. 上田 より:

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    コメントありがとうございます(^^)
    仕事はめいっぱいやってからの「お願いします」ですが、家庭や友達の中で気負わずに「お願いします」が言える関係ができたらいいなと思っています。
    家族だから頼って当たり前かもしれない事なんですが、うちはそうじゃなかったので、助け合い持ちつもたれつやっている家族や友人関係が気軽にできる人は羨ましかったです(^^;