不登校の先 子どもたちのために私たちができることは

子育て
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小中学生の不登校、14万人以上

不登校の小中生が増えています。2019年1月5日の産経新聞の記事によると、14万4千人が不登校です。

 

私の兄も不登校を経験。その先にあるものは?

不登校の子どもたち、多いなと実感しています。私のまわりにもいますし、私の兄も不登校を経験しています。学校に通うようになってから一時期元気そうに見えましたが、学生生活が終わると引きこもりになりました。その後仕事をはじめ、仕事は順調、元気を取り戻したと思った矢先に自殺して亡くなりました。

 

不登校は家族のありかたを見直すチャンス

不登校の先に何があるのか…。不登校の子どもたちに、「無理して学校に通わなくていい」と言って、家にずっと籠もらせていても、何一つ解決しないのだと思います。親は学校に全ての原因があって、そこに行かなければいい思うかもしれません。

 

私は、自分の育った環境と、娘が通園した幼稚園園長先生と出会ったことで、0歳~の子ども自身が覚えていない時の愛された記憶がその子の人生を大きく左右することを実感しました。園長先生はできる限り卒園後も子どもたちの成長を見続けて、子どもにとって本当に必要なものが何かを40年以上勉強し続けた人でした。

 

子どもが学校に通えなくなった時は、家族が変わるチャンスだと思います。その機会を見過ごして、「学校なんて行かなくても大丈夫」と問題から目をそらして、子どもに正面からぶつかることをしなければ、事態は悪い方に行くことが多いと思います。

 

子どもは大きくなればなるほど、子どもに心から寄り添うのが難しくなります。だけど、時間はかかるけれど親子の信頼を築きなおすことはできます。あきらめなければ必ずできます。園長先生は、「子どもの年齢の倍はかかる」と言いました。15歳の時に子どもの問題に真剣に向き合い、手をつないで寝るところから始めた親もいたそうです。

 

不登校を経験した有名人

不登校を経験して、それでも元気に活躍されている有名人の方々。とても多いですよね。「無理して学校にいかなくていいよ」って言ってくれています。

 

本当に沢山の有名な方が、不登校やいじめを経験しています。そして、その後成功しています。不登校だから人生終わるなんて絶対にない証明ですね。

 

不登校からの自殺

不登校を克服し成功する人もいる一方、不登校からの自殺も多いのです。

 

学校以外の様々な選択肢があることを子どもに伝えたい

不登校の先に新しい環境があり、未来に希望が見えたら死なずにすんだのかな、と思います。娘が幼稚園の時のことですが、園で友だちからいじめられていて、誰も助けてくれませんでした。当初は私は、「そんな友だちはほっとこう」「他の子と遊んだら」と娘に言いましたが、状況は悪化するばかりだったので「幼稚園、変わる?」って娘に言いました。娘は、「え?幼稚園、変われるの!?」と驚きました。そして、幼稚園を変わった娘は人が変わったように元気になりました。

 

幼稚園を変わることと、学校を変わることはハードルの高さが違うかもしれないけど、子どもに「学校を変わることができる」という事を教えてあげることは大切だと思います。「ここしかない」って思うからしんどいんです。子どもたちには選択肢がたくさんあって、自分に合ったところを選ぶことができると知ってほしいです。

 

再出発の前に、家庭が安心できる場所であることが必要

学校を転校したり、学校以外の場で勉強することを始める前に大切な事があります。不登校の人は、何をしていなくても心身ともに疲れ果てた状態のことが多いです。家庭が安心できる場所でなければ、外に出ることはできません。子どもはことばを必要としています。話しかけても嫌がられるだけだと勘違いして、話すことを諦めたら終わりです。

 

心を閉ざしている子どもは一筋縄ではいきません。でも助けを必要としていることは確かです。子どもに何度拒絶されてもあきらめずに、しつこいくらいに「あなたのことが大好きで大切だ」っていうメッセージを送り続けてほしいのです。これがなかったから兄は死んだのだと思っています。私の家族は兄が引きこもっている時もそれが普通のように生活していました。兄の問題に向き合えていなかったのです。兄の苦しみに向き合い、励まし、大切に思っている事を伝えればきっと死なずにすんだはず。そう思います。

 

子どもの抱えている問題に正面から向き合うことが大切

不登校でいること、引きこもりでいることを「別にそれはそれでいいんじゃない?本人がそうしたいならそうすれば?好きなようにしたらいいよ。」という態度で受け止めることは、一見良さそうにも聞こえるかもしれないけど、突き放したも同然だと思います。不登校・引きこもりのままでいたいなんて思っていないんです。だから苦しいのです。希望が見えないのです。だから死を選ぶのです。

 

子どもに希望をもたせてあげたい、目的地を一緒に見つけてあげたい

人はことばによって生かされ、勇気づけられます。そして、人生の目標があったら素晴らしいですね。目的地があれば、そこへ向かっていけます。どれだけ寄り道しても、休んでも、また目的地へ向かって歩き出せばいいのです。もしかしたら途中に落とし穴があって、抜け出すのに時間がかかるかもしれないけど、もしかしたら誰かが車で途中まで乗せて行ってくれるかもしれません。目的地があれば、その道のりもなんとか越えようと思えます。

 

不登校の原因は意外なところにあるかもしれない

不登校は対症療法では治りません。目に見えている問題だけを見ていると、一旦治ったように見えてもぶり返します。原因そのものに目を向ける必要があります。

 

その原因はいじめや先生との不仲にあるものではないんだと思います。私は、それはきっかけであり、根本の原因ではないと思っています。本当にいじめや先生の不仲などが原因で学校に行くことができなくなった場合は、回復も早いと思います。環境を変えたり、先生や友人との関係が改善されればきっと大丈夫だと思います。

 

けれど、不登校の子どもたちの中には、一見問題はすべて取り除いたように見えていても、ずっと思い悩み元気のないままの子どもたちがいます。心の奥にもっと大きな隠れた問題がある場合は、いじめなどの問題がなくなったとしても、環境を変えたとしても、なかなか立ち直れないと考えます。そして、「なぜ学校に行かないのだ?問題は全て解決しているはずなのに」と世間から冷たい目で見られ、自分を責め続けます。

 

何故自分が学校に行けないのか、分からない子どもたち

子どもたちは分からないのです。なぜ他の子と同じように学校へ通えないのか、分からないのです。私は、子どもたちが覚えていない時の乳幼児期が影響しているのだと思います。以前の記事「前頭前野の働きと心の成長 」に書きましたが、東北大学の川島隆太先生によると、『0歳から3歳の時期は、前頭前野という「心の器」が育つ最重要期。3歳までの時期に9割以上の脳が出来上がって、しかも最も大事な前頭前野が育つ。』ということです。

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3歳までに自分がどのように育てられたか、子どもたちは覚えていません。親は愛情をかけたつもりでも、子ども自身が愛情を感じていなかったかもしれません。もしかしたら、不登校の子どもたちは、自分の記憶にない時の出来事がきっかけで思い悩んでいるのかもしれません。だから、自分ではどうしようもないのです。自分が何故不登校なのか、理由なんて分かるはずありません。

 

もしあなた自身が不登校や引きこもりで悩んでいたら

もしあなた自身が不登校や引きこもりなら、自分を毎日褒めてほしいです。1日に何度も何度も、自分に対して「すばらしい人だ」「いい子だ」「ありがとう」って優しい言葉を送ってあげてほしいです。自分に対する優しい語りかけをあきらめずに続けてほしいです。一生続けてほしいです。きっと、変わります。

 

ここまでが、私が不登校について思う事です。子どもたちが幸せになれますように。

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